[東京 8日 ロイター]ANAホールディングス<9202.T>傘下の全日本空輸がハワイ線を10月に再開する方針を明らかにした。 - 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月下旬から運航を取り止めていたが、ビジネス客や留学生などの利用で一定の需要が見込めると判断した。再開は約半年ぶりで、成田━ホノルル間で月2往復する。

世界各国では新型コロナ感染拡大を受けた出入国制限措置が続いており、コロナの影響で全日空の国際線は計画の約9割が運休している。今回の運航でも、旅客は入国後に2週間の待機を求められることになる。

成田出発は10月5日と19日を予定。機材は米ボーイング<BA.N>の中型旅客機「787―9」を使用する。11月以降については未定で、今後の需要動向を見ながら検討する。

ハワイ線は全日空にとって収益の高い路線で、2019年には欧州エアバス<AIR.PA>の超大型機「A380」を投入するなどして強化してきた。

(白木真紀)