ＳＯＭＰＯＨＤ、農業保険で最大手に 米社事業を買収

［東京　７日　ロイター］ - ＳＯＭＰＯホールディングス<8630.T>は７日、米穀物輸送会社ＣＧＢグループの保険部門を買収したと発表した。買収額は明らかにしていない。

ＳＯＭＰＯＨＤは米農業保険市場でシェア６位のアームテックを傘下に持っており、今回の買収により保険料は合計で約２０億ドル（約２１０７億円、２０１９年実績）となり、北米および世界における農業保険プロバイダーの最大手となる。

ＳＯＭＰＯは２０１７年以降、世界で農業保険事業を拡大しており、これまでイタリア、ポルトガル、ドイツなどで農業保険代理店の買収・業務提携、ブラジルで農業ファンディングと農業収入保険の提供などを行っている。

コメント

注目のコメント

• 増山 啓

  三菱重工業株式会社 リスクマネージャー

  ・2020年09月08日

  これはアンダーライティングプロフィットを出すのが非常に難しい分野への投資ですね。米国の農業保険では降雹被害などの局地的な損害が巨額支払いに繋がります。気候変動に伴う水循環の変化も、より一層アンダーライティングを難しくするでしょう。ポートフォリオのスケール、集積管理、そして何より適正な保険料設定を行わないと事業を継続する事自体も難しいと思います。
• 西田 洋平

  （株）アドバンスゲート 代表取締役

  ・2020年09月08日

  SOMPOグループは、保険事業は海外で、国内においては、保険事業はai化してコスト削減、そして保険以外の事業に力を入れているイメージ、、、戦略の方向性は正しいと思われる。国内保険代理店は厳しくなり、淘汰されていくのだろう。。
• funabiki satoshi

  国内ではもう難しいのが明らかなだけに、損保などの海外買収が進みますね。