【加藤出】アベノミクス後は「DX」が鍵になる
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注目のコメント
『2度の消費増税は評価されるべき』のところで椅子から転げ落ちそうになりました。色々意見があっていいと思いますが、個人的には全く賛同できない記事でした。
・この手の記事によくある、第二の矢『財政出動』の不足には触れられてないのはフェアじゃないです。国債が不足しているため、日銀の買入れ枠も余りまくってるのに。
・財政赤字を家計の赤字のように説明して、危機感を煽るのもよくあるパターン。
・デンマークなどの北欧と日本を比較してDXの進展が違う、的な理屈ですが、例えばデンマークのGDPは3,500億ドルに対して、日本のGDPは4.9兆ドル。規模が違いすぎて比較が難しい。むしろ、デンマークの規模で10%落ちる方がキツくないですか?
・賃金が下がった的の批判もよくあるパターン。確かに非正規雇用が増えている点は改善の余地がありますが、そもそもアベノミクスの最大の功績は雇用を劇的に増やしたことでしょう。これまで働いていなかった人が仕事を得れば、普通は低い給料から始まるから、そりゃ加重平均の賃金は下がるでしょうに。
・久しぶりにPB黒字の話を目にしました。世界でPB黒字化を言っているのは日本の財務省だけですよね?世界標準はPB黒字化ではなく、『債務対GDP比を引き下げ』です。著者の加藤さんもご存知のはず。
書こうと思えばまだまだ書けそうですが、一旦この辺で。識者はアベノミクスをどう評価するのか。本日から3日にわたって特集をお届けします。
初日は東短リサーチの加藤出さんによる、アベノミクス評です。異次元緩和という強烈な「痛み止め」はよく効きましたが、それは根本的な治療法ではなく、その間に構造改革を進める必要がありました。しかし、やり切れなかった。それはなぜか。具体的にはどんな構造改革が必要だったのか。加藤さんが解説します。
「わかっちゃいるけどできなかったDX」の話は、紙メディアで働いていた自分としては痛いほど良くわかりました。DXの推進は政治だけの問題ではなく、企業や個人が「自分ごと」として向き合わなければならない問題なのだと改めて感じました。