[シンガポール 4日 ロイター] - アジア時間の原油先物価格は、約1%下落している。需要低迷と供給過剰が背景で、週間ベースでは6月以来の大幅な下げを記録する見通し。

0325GMT(日本時間午後0時25分)時点で北海ブレント先物<LCOc1>は0.44ドル安の1バレル=43.63ドル。

米WTI先物<CLc1>は0.43ドル安の40.94ドルで、週間で5週間ぶりの下落となる見通し。

リフィニティブのEikonデータによると、中国の原油輸入は、国内製油所が大量の在庫を徐々に消化する中、9月は減少が見込まれている。それまでの5カ月は連続で増加していた。

米国では精製所が大量のディーゼル油の在庫を抱えており、生産をすぐに増やす可能性は低いとみられている。

RBCキャピタルのアナリスト、マイク・トラン氏は「さえないマージンが、原油価格の上値を抑制する見込みだ。製品在庫の調整を迅速に行うため今秋に処理量がさらに削減されると予想する」と述べた。

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