[東京 3日 ロイター] - 菅義偉官房長官は3日午後の会見で、株価がコロナ危機前の水準を回復したことに関連し、対策の効果もあり、経済は持ち直しの動きを見せているとの見解を示した。

菅官房長官は日々の株価の動きにはコメントしないとした上で「社会経済活動の回復の中で、全体としてはまだまだ厳しい状況にあるものの、さまざまな対策の効果で、経済は持ち直しの動きをみせている」と述べた。

今後は、万全の感染対策の上で、「Go To キャンペーン」などによって観光など多くの打撃を受けた業種について、しっかりと支援していくとの見解を示した。

対中政策をどのように考えているのかとの質問に対しては「中国とはさまざまな懸案があるが、ハイレベルの話し合いの機会を活用し、懸案を1つ1つ解決し、中国側の前向きな対応を強く求めていくべきだ」と指摘。さらに「米国との連携を基軸に中国と意思疎通を図っていく」と述べた。

(田巻一彦)