[ベンガルール 3日 ロイター] - インド紙ミントは3日、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ.N>と米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が、インドの通信会社ボーダフォン・アイデア<VODA.NS>に40億ドル以上出資する可能性があると報じた。報道を受けて、ボーダフォン・アイデアの株価は一時10%上昇した。

ミント紙が交渉に詳しい2人の匿名の関係者の話として伝えたところでは、ボーダフォン・アイデアへの出資を巡る協議は、インド政府への未払い金に関する最高裁の判断が出るまで、棚上げとなっていた。

インドの最高裁判所は1日、国内通信会社が未払い金を10年かけて政府に支払うという判断を示した。これを受けて、アマゾンとベライゾンは出資交渉を再開する見通しだという。

ロイターはボーダフォン・アイデアにコメントを求めたが、現時点で返答はない。アマゾンとベライゾンは、米国の営業時間外であることから、コメントを求める電子メールに返信していない。

ボーダフォン・アイデアは、英ボーダフォン・グループ<VOD.L>とインドのアイデア・セルラーの合弁会社。