[10日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>は10日、ボーイング <BA.N>の次世代777X型機に搭載するエンジン「GE9X」の開発パートナーに、IHI<7013.T>、仏サフラン<SAF.PA>、独MTUエアロ・エンジンズ<MTXGn.DE>を選定したと発表した。

GEがロイターに明らかにしたところによると、各社合わせてGE9Xプログラムの約25%のシェアを握り、サフランの比率が最も高い。3社は既にエンジン開発でGEと提携関係にあり、各社の分担比率に応じて開発コストを負担する。

サフランは分担割合が11%強になると発表した。GEによると、IHIの比率は10%以上で、低圧タービンやファン・ミッドシャフト用部品の設計・製造を手掛ける。MTUの比率は4%になるという。

GEはGE9Xの開発のため年内に3億ドルを投資する。複合材を利用したファンブレードなどの主要部品は既にシアトルにあるボーイングの施設でテスト済み。

GEはこれまでに600基を超えるGE9Xエンジンを受注している。

777Xは2020年に就航予定。

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