[東京 2日 ロイター] - 原油先物価格は2日のアジア時間の取引で上昇している。米原油在庫が予想以上に減少したことが支援している。また、堅調な米製造業購買担当者景気指数(PMI)を受けて景気回復への期待が高まり、リスク志向が強まっている。

0034GMT(日本時間午前9時34分)時点でブレント先物<LCOc1>は0.33ドル高の1バレル=45.91ドル。3日連続で上昇している。

米WTI先物<CLc1>は0.33ドル高の43.09ドル。前日は0.15ドル上昇した。

米石油協会(API)によると、8月28日までの週の米原油在庫は640万バレル減の約5億0120万バレル。アナリスト予想は190万バレル減だった。ガソリン在庫も580万バレル減少し、予想(300万バレル減)以上に減少した。

堅調な米経済統計を受けて、早期の景気回復期待が高まり、センチメントが上向いたとのアナリスト指摘がある。

IHSマークイットが1日公表した8月の米製造業PMI改定値は53.1と、速報値の53.6から下方改定されたものの、7月の50.9を上回り、2019年1月以来の高水準となった。[nL4N2FY3S3]