ツール・ド・フランス2020 第3ステージはユアンが区間優勝
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ツール・ド・フランス第3ステージは前日の山岳ステージとは趣の違う”平坦”と言われているコースです。
平坦とは言っても198kmで通算3000メートルも登る（「獲得標高」と言います）ので、私のような素人アスリートにとっては十分に山岳コースでヘロヘロになること請け合いです。
ツールの平坦コースでは総合優勝を争う本命の選手たちは集団で走行するため総合順位に変動が起こりません。総合優勝争いに変動が起こる（文字通り総合力を問われる）のはもっぱら力の差が表れる山岳コースです。
さて、この日のような平坦なコースでは、総合優勝争いにはからめないけど「スプリント勝負ならまかせろ！」という足自慢のスプリンターたちによるゴール前でのスプリント勝負の展開が見モノです。
自転車競技は足が長くて体幹の強い西洋人に圧倒的に有利なスポーツですが、第3ステージは韓国系オーストラリア人の小兵ユアンがゴール直前で大男のサム・ベネットをかわして優勝。
ツールは日本人はおろかアジア人選手の出場が毎年ほぼゼロという事実が物語るとおり東洋人には厳しいスポーツ。
にもかかわらず、韓国にルーツを持つユアンは小柄ながら爆発的な瞬発力を生かして、初出場となった去年のツールでも3勝しているんですよね。
自転車競技では圧倒的に不利と言われているアジアのサイクリストたちの希望の星になっているんです。
第3ステージのユアンのスプリントを見ている限り今年も好調を維持している様子。残りのステージもロット・スーダルのユアンにご注目ください。
【追記】
秋田さん、NHK BSでのダイジェスト番組は去年からなくなってしまったんです。コンパクトに編集して見られる手軽さと初心者にもわかりやすいナレーションが素晴らしかったのに私も残念に思っています。私もあの番組を見て、すっかりツールの虜になってしまったクチです。ツール・ド・フランス2020、既にやっていたのですね。今年は秋だと聞いていたので、もう少し後かと思っていました。以前はNHKのBS1で前日のレースのダイジェストを観るのを楽しみにしていたのですが、今年はNHKでは放映されないようですね。
調べたらAmazonプライムビデオ経由で、J Sportsが放映する全21ステージが観られるとか。毎晩睡眠不足になりそうですが、観なければ！
