理系的発想が、文系社会の日本にもっと必要と思う理由
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注目のコメント
理系的なシンプルな発想が欠けていることは事実です。
かといって文系的な発想にあたりそうな物事の本質に迫る哲学的発想は大いに欠けています。
蔓延っているのは文系的な発想ではなく、本質に迫ることのない手続的な発想です。割り切りとユーザー自身が判断するあたりはなかなか難しい。日本人の少なからずの課題ではある。理系なら、可能性ゼロとか言い切りしないし、それがもどかしく感じる人も多いわけで。
文系と理系の議論にするのはちょっと変かなと思いましたが、物事のリスクの割り切りについては大事な観点かなと思います。
あの有名なタイ洞窟事故の時、自分の息子救出作業を見守る父親がインタビューで「息子が死んでしまったらそれは彼のカルマだ、仕方ない」と言っていたのがとても印象的でした。つまりこの父親は息子の死のリスクを割り切っていて認識できていて、もちろん根底には小乗仏教の宗教観があるのは分かるのですが、日本でその様に割り切れる人は少ないのかなと思います。極端な例ですが。
理系・文系の議論というよりは、日本のあまりに完璧やリスクゼロを求めすぎる風潮に対して、適切な割り切りスキルを持ちましょうという事かなと思いました。