「有終の美」模索する首相に相次ぐ誤算 「目立った成果は乏しい」最長在任の意味
コメント
注目のコメント
安倍政権の絶頂期は安保法の成立なので、最近は政治的に安定した期間がダラダラと継続しただけであるということは否めない。それでも安保法の成立は集団的自衛権の行使容認という日本外交の大きな転換点だったと言える。
新聞がよく使う「政権のレガシー」は、佐藤栄作の沖縄返還のようなことを考えていると思うけど、良くも悪くも外交はタイミングが重要なので、残念ながら安倍政権はタイミングが悪かった。そういう意味で安倍政権は「有終の美」は飾れないけど、集団的自衛権の行使容認というレガシーは残した。何をするわけでもない世渡り上手な人がサラリーマン社長になるケースが多いのと同じで、何をするわけでもない敵を作らない首相が最長在任期間を更新するという事象が日本を象徴しているのかもしれない。