全日空・日本航空の国内線 来月は再び減便へ 新型コロナ影響で
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9月はJAL/ANA以外も含めて航空各社はおおよそ計画の半分を運休しますが、実際にどのくらい乗客が乗ったかを示すロードファクター(座席利用率)も見ないとなんとも言えないですね。
現在航空会社が発表している月次の値は6月までですが、国内線のロードファクターはJALが前年同月比30.5ポイント低下し41.6%、ANAは国内線はロードファクターではなく搭乗率ですが12.6ポイント低下し53.8%と、通常の7割には程遠い状態です。乗客が多い路線では意図的に少し大きな機材にしている影響もありますが、単一機材のスカイマークも6月は55.9%でした。
6割くらいになれば、お客さんが戻ってきたという実感がありつつ、機内もそこまでパンパンにならないという感じになるでしょうが、利用者のマインドの問題が大きいので難しいですね。土曜にANAが実施したA380の遊覧飛行のような定期便じゃない収益源を増やすしかないでしょう。
遊覧飛行はこんな感じでした。機内取材なしだったので実態を掴みきれてはいませんが、倍率150倍とか空港での雰囲気を見ていると成功だったと思います。A380だから人気が高いとか、何度もやると希少性が薄まるとかの課題はありますが。
https://www.aviationwire.jp/archives/209297悩ましいですね。旅客運輸領域はマーケットとして中期的には回復しないことは明らかなので、経営の舵取りをどうしていくのか。
苦しいのは前提の中で、コストを抑えて小さくてもリソースベースで別の事業を多角的に展開していく必要がありますよね。(物流、物販、人材育成とか、レジャー領域、等)
弊社も、ダメージこそ大きい中で、オンライン体験・おうち体験・社員留学などできる施策を小粒ですがたくさん打つことで事業継続・雇用維持をなんとか死守しています。人の動かないことの恐ろしさを感じる数字だ。日本だけでなく世界中が、そして空だけでなく新幹線も特急も。数日前久しぶりに飛行機に乗ったが、3人席に一人がほとんど、シンプルなドリンクサービスや機内雑誌、機内販売のない世界にあらためて変化を感じた。
空港からは友人の車でほとんど公共交通機関は使わず、知り合いとしか会わなかったがそれでも気持ちがリフレッシュし、今まで当たり前だった移動の素晴らしさを感じた。
今までのように空気を運ぶくらいなら破格でチケットを提供して席を埋める状況は無くなるかもしれないが、間違いなく人は動き出す。その時の快適なサービスも運賃体系もこれから大きく変わるだろう。
本当に公共交通機関の会社もリスクをとりながら働く人も大変だが、国のインフラであり、世界トップのサービスも誇ってきた。動き出す日は1年かもしれないがそんなに先ではないだろう。その時まで国もしっかり支えて欲しいし、空も地上もその時に勝負できる体質体制に変化することを切に願っている。