ＦＸプライムｂｙＧＭＯに業務改善命令＝関東財務局

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注目のコメント

• Yoshida Masato

  IT Company Senior Consultant

  ・2020年08月20日

  スリッページとは、顧客が指定したレートで注文したにも関わらず、業者側で顧客に不利なレートで取引成立させてしまうことを言います。古典的な悪どい商売のやり方ですが、FXの特性上なかなかなくなりません。
  
  例えば、1ドル106.10銭で買って、106.11銭で売値を指定したとます。FXは、このように細かな値動きを利用して取引する顧客が多いのが特徴です。
  
  スリッページは、11銭と指値をセットしていたにも関わらず、結果09銭で取引成立させてしまうことを言います。顧客は買値より安く売る結果となってしまいます。
  
  これが、業者の意図的な操作かどうかは判断が難しく、たまたま売り注文が重なって、悪いレートで成立してしまう(スリップする)ことはあり得るため、業者としては市場の情勢でたまたまそうなったと説明ができてしまいます。
  
  今回は、そのような顧客に不利なスリッページがないと公表していたとすれば、有利誤認として行政処分は当然となります。