ニューヨークで始まる企業の郊外流出(写真=ロイター)
日本経済新聞
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スタンフォードとあったのでついつい西海岸CAの大学と関係があるのかと思ってしまったが、全く関係のないコネチカット州スタンフォードなどNY郊外の地域の話。
ニューヨークのみならずロンドンやパリなどでも大都市から郊外への人口流出が進んでいるという。
「問題は、それが恒久的か、一時的か、ということだ」
記事にもあるように、これはコロナという災害がきっかけとなっているものの、リモートワーク環境の充実など技術的要因、大袈裟位にいえば文明的要因による変化なので、一過性の現象とはならないだろう。体面にこだわる時代遅れの企業が大都市に居残り、それ故に大都市のブランド力が相対的に低下して求心力が弱まるという循環が始まったように感じる。
東京も同じ現象が起きているだろう。都心のアパートやタワーマンションの生活よりも、密でない地方に移り住んで車移動で様々な新しい店やエリアに行く方が魅力的な生活だという価値観を広げていく人が増えていくだろう。
コロナ前から京都に拠点をつくる東京の大企業が増えていた。インバウンド観光客で注目を集めた京都だが、インバウンド旅行者がいなくなった後を東京からの移住者が埋めていくかもしれない。
京都の中の歴史文化スポットや食と観光のスポットの多様さや奥深さはもちろんのこと、京都からは関西の二府四県を始め、2時間も車を運転すれば愛知や岐阜、三重、福井などの様々な自然や文化や歴史や食や買い物を楽しむこともできる。
UターンやIターンなどのいきなりの田舎暮らしには抵抗を感じる東京の人たちが、京都ブランドに惹かれて京都の郊外に移住する。そんな京都ブームが来そうな予感がする今日この頃。