Pinterest、元COOが性差別で提訴--「過小評価され除外される」

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注目のコメント

• 槌屋 詩野

  株式会社Hub Tokyo 代表取締役

  ・2020年08月13日

  日本では意外と知られてなくて驚くのですが、MeToo運動には芸能界とシリコンバレーの二つが大きな始まりを作っており、特に芸能界のケースは「若き女優志望」のような力がまだ無い女性が被害対象になりがちでしたが、シリコンバレーの場合は女性起業家や女性エンジニアなど、それなりにキャリアを積んで交渉術が長けた人も対象になるというケースが多く、注目をされています。
  2017年のSusan FowlerがUberを訴えてからというもの、さまざまな「ユニコーン」で出るわ出るわのセクハラ訴訟で、500Startupsのトップを始めVC業界も出てきますし、もう「Pinterest、お前もか」状態なのは否めません。Pinterestは女性ユーザーが多いでしょうから、顧客層も影響するのではないかと思います。
  「シリコンバレーのBrotopia」とまで揶揄され（そんな本も2018にでています）、その後あまりに叩かれたので少し落ち着いたかと（自粛されたのかと）思っていましたが、そんなことなく性差別のみならず人種差別も含めて、まだ差別健在のよう。
  正直な話、この話は次々と出てくるし、尽きないだろうと思うのですが、私がやはりポジティブに注目し続けたいのは、きちんとNoと正々堂々と言うことができる人たちが1人ずつ出始めている、ということだと思います。それがやはりTech業界で戦ってきた女性ならではの強さかと思っています。そして、それが次第にTechに限らず全ての業界に波及して、規範を形成する基礎になることを祈っています。