データ・ドリブン経営の会社に ヤマトHDの大改革 仕掛け人を直撃
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以前、牧浦さんの講演を拝見させていただく機会があり、そのときに印象的だったのは、小倉昌男を崇拝する同質的な企業文化に対する危機感と、小倉イズムを変えなければいけないという強い決意でした。
小倉昌男が偉大であり天才的であることには疑いの余地は無いものの、宅急便というサービスが開発された当初は現在のようにECが普及した社会は想定されておらず、であれば社会の変化に応じたサービスの変化も必要、という趣旨だったかと記憶しています。
この牧浦さんが社長直下の社長室長という独立性の高いポジションにつき、「エイリアン(中途入社)とミュータント(社内の異能人材)の集まり」と自ら表現するチームを率いて、どのような新生ヤマトをつくりあげていくのか、これからの改革の進展に大いに期待して見守りたいと思います。牧浦さんの仰る、
「真のDXの実現には従来の組織や風土の壁を同時に打ち破る必要があります。従って私たちは、DX実現のためにデジタルプラットフォームの構築とともに、組織やその風土の改革も同時に進めています」の部分ですが、
特に自社でアセットを有する物流事業者においては、ここの部分がまさに肝であり難関な部分かと思います。
誤解を恐れずに言えば、リテラシーがあまり高くないからこそ結果として物流会社に属しているという人が多いのも事実です。そして、事業の実働にあたる部分は主にそういった人で構成される。そこの部分までDXの必要性・理念・仕組みを浸透させるのは一筋縄ではいきませんし、労働組合なども阻害要因として立ちはだかってくると考えられます。
ヤマトさんには是非この改革を実現させて、業界の風潮を変えていっていただきたいです。運送から「運創」へ
KURONEKO Innovation Fund
https://kif.yamato-dx.com/