NY株反落、104ドル安 米経済対策の協議警戒
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米株は反落。ダウ平均は104.53ドル安の27686.91ドル、ナスダックは185.53ポイント安の10782.82ポイントで取引を終了しました。7日連続の上昇で且つ史上最高値に接近したS&P500も、最後は利食いに押された格好。セクターローテーションも続いています。
昨日は個別ネタとしては;
(1) ちょっと怪しいですが、ロシアが初のワクチン登録を発表しワクチン開発へのさらなる期待につながった事
(2) トランプ大統領がキャピタルゲイン(譲渡益)減税に言及した事
で寄付きから買い先行でした。
しかし午後になって、共和・民主党のコロナ救済策に関する会合が行われないというニュースが流れますと、追加財政策の実施に不透明感が広がる中、利益確定の売りが殺到し、ハイテク株の下落に押されながら株価はしっかりと下落した格好でした。
この手の下げはヘルシーなポジション調整的な動きですが、つい最近まで騒がれていた実体経済と市場との乖離は結局ニューノーマルという言葉で結論付けられたのかまだ違和感を持っている投資家もそれ程少なくないでしょう。
昨日は複数のFRB要人が発言をしています。一部を紹介しますと、
(1) バーキン米リッチモンド連銀総裁が「経済の方向性は依然としてコロナウイルス次第」、「正しい刺激策を得られないと、経済に悪影響を与える可能性」、「新型ウイルスの復活は米経済回復の勢いを弱める」、「今後の不透明感は高い」、「財政支援を止めることは米経済への大きな痛手となる」
(2) メスター米クリーブランド連銀総裁は「米国の経済活動がここ数週間鈍化していることを示す多くの兆候がある」
(3) カプラン米ダラス連銀総裁は「第3、4四半期の健全な成長は確実だが、新型コロナ再拡大の影響で回復力はそれほど顕著ではないだろう」
と、専門家の中にも現状をまだニューノーマルと割り切れない人達も居ることを示唆しています。
為替市場では、ドル円が久々にしっかり反発し106円台に戻りました。105円台以下のレンジは何かと問題含みであり、やはりこの辺りの方が落ち着くというのが正直なところでしょう。とは言え、ここからの上値余地も限られており、引き続き戻りは鈍いのではと予測します。昨日の朝「ダウ続伸にドル安ストップ。数日中に22900円は行くだろうな。」→その日の夕方には日経平均先物が22900円到達
昨日の夕方「日経平均もNY株も高値圏。数日中に売り仕掛けが来そうだ。」→その日のNY引けに売られて反落
昨日は、値動き自体はずっと予想の範疇だったのですが、展開が早すぎて全然ついていけませんでした笑
全然儲けられねえ
NY株は反落ラインまで売られて、今後数日は調整売りが続きそうな雰囲気が出てましたね。
ここから1000ドル以上下がった26400ドルくらいまでは週末までには売られてしまうのではないかと見てます。
でも、今日の日本株に関してはそこまで売られない気がしています。
ドル安が止まってドル円がかなり回復しているので、むしろ続伸するのではと考えてます。
日本株の売りに入るのは、現物なら引け前、日経平均の先物やオプションならNY開場前が良いのかなと見てます。今朝のCNBCで「セクターローテーションだ」という話になってましたが、最後ダメでしたね。S&PがRecord Highまでいくところでしたが、さすがに議会の支援法案が未だに交渉中で、大統領命令の権限や効果もよくわからないので不安定な状況。しかもコロナやチャイナ・リスクとまだまだ問題抱えてます。FRBが無理やり市場を支えてここまで来た事の方が凄いかも知れませんが、実体経済と何の関係もないという事はないでしょうね。
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