人・自然重視の資本主義に ダノン会長兼CEO
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この記事を読んで真っ先におもったこと。
設立したハピネスプラネット社も、「使命を果たす会社」にしたいと。
ここまで法律上の公式のものにはできないとしても、実質上は「使命を果たす会社」にする方法はないのだろうか。
現状の取締役会の上に、「使命委員会」をつくったら何がおきるだろうか。コロナ後に残るのは「使命を果たす会社」
引用。
"フランスは2019年に新法を制定し、利益以外の目標を達成する責任を負う「使命を果たす会社」を新たな会社形態に取り入れた。上場企業で第1号となったのが仏食品大手ダノンだ。エマニュエル・ファベール会長兼最高経営責任者(CEO)に、目指す会社像やウィズコロナの時代の経営について聞いた。
1964年生まれ。コンサルティング会社や投資銀行を経て97年にダノン入社。最高財務責任者(CFO)などを歴任し、14年に最高経営責任者(CEO)就任。17年から現職。消費財産業の国際組織の共同議長も務める。
――6月の株主総会で定款変更が認められ、「使命を果たす会社」になりました。どういった点が変わるのでしょうか。
「定款にESG(環境・社会・企業統治)に関連する新たな4つの目標を盛り込んだ。(1)製品を介した健康の改善(2)地球資源の保護(3)将来を社員と形成すること(4)包摂的な成長――だ。取締役のメンバーはこれらの目標に対して責任を負う」
「外部の有識者や従業員の代表からなる10人の独立した『ミッション委員会』が取締役会を監督し、目標を達成できていなければ改善を迫る。株主とそれ以外のステークホルダー(利害関係者)に対する価値創造のバランスをどう取るか指針を示す役割を担う」
「新型コロナウイルスの世界的な流行は、ステークホルダー資本主義を加速させている。企業は従来のビジネス慣行の枠を超え、健康や市民について考えるようになった。『使命を果たす会社』になったことで、ステークホルダー資本主義の時代に繁栄できるようになると考えている」
――株主の反応はどういったものでしたか。
「株主総会では株主の99%が賛成した。資産運用会社は、自らもESGに貢献していると示す必要がある。ダノンに投資することで運用会社もESGを果たせるようになるという意見がある」"記事の中でも、炭素をコストと捉えて利益への影響をみられています。Stella McCartneyなんかは環境損益計算書を出してたりする。
https://www.stellamccartney.com/experience/jp/sustainability/themes/measuring-our-impact/
この流れは早かれ遅かれやってくるのだから、今のうちから対策しないと多くの企業がこの意味において倒産状態になるのではないだろうか?
ローカル化によって同じ食べ物なのに味が異なる未来を予見する視点も面白かった。