The Unique U.S. Failure to Control the Virus

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注目のコメント

• 内田 由紀子

  京都大学　人と社会の未来研究院 教授

  ・2020年08月07日

  アメリカのコロナの感染者についての現状の分析。
  マスクに対する見解の提示があやふやで、そのうちにマスクの賛否がなぜか政治態度と結びついてしまったこと。
  この数年激化していた政治的分断と個人主義が重なり、コロナに対するコントロールを失ったこと。
  
  わたしは3月末までアメリカに滞在していた。正直ここまでになると誰もが予想していない状態だった。最初は対岸の火事だった。
  しかし感染者が増えていったとき、少なくともわたしの住んでいた街ではしっかりとした規制があったし、その意思決定は日本よりスピーディーだったように感じた。しかし、市民に持続的な行動変化を訴えかけ続けることはできなかった。
  
  経済対策で規制が緩む中、一方で学校はオープンにならないところが多いようで、これからは教育の問題も出てくるだろう。