NY株式市場 ダウ2万7000ドルを回復 ほぼ2か月ぶり
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米国株式相場は続伸。ダウ平均は373.05ドル高の27201.52ドル、ナスダックは57.23ポイント高の10998.40ポイントで取引を終了し、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新しました。
昨夜の株式市場も買材料一色でした。
(1) 追加景気対策ー新型コロナウイルスの感染拡大に対応した追加経済対策をめぐり、米政府と議会の協議が進展しており週内には合意するとの見方もあり、市場では早期合意への期待が高まりました。
(2) ワクチン関係ー製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は5日、開発中のワクチン候補の治験が成功すれば、1億回分を供給する契約を米政府と交わしたと発表。バイオ医薬品のノババックスも4日、ワクチン候補の初期段階の治験で良好な結果が出たことを明らかにしました。ファウチ国立アレルギー感染症研究所所長は来年初旬までに数千万本のコロナワクチンが、来年末までには10億本レベルまでワクチン数を増やせると表明しました。
(3) 経済指標ー7月ISM非製造業PMIは3ヵ月連続での改善を示し予想も上回り、前月に続いて改善を示しました。週末の7月雇用統計の前哨戦となる7月ADP民間部門雇用者数は16.7万件と予想を大きく下回ったものの、前月分が大幅に上方修正されたことで相殺されました。今夜の米雇用統計に市場の注目が集まっていますが、トランプ大統領が米雇用統計について「大きな数字が出てくる」と述べたことも安心感につながりました。
(4) 企業関係ー2020年4~6月期決算は、テーマパークの休園が響いたものの、動画配信サービスが好調で、調整後の1株当たり損益が予想外の黒字となり、ディズニー株に買いが膨らみ、1銘柄でダウを70ドル余り押し上げました。共和党上院が航空業界への支援を表明。
7月はセクターローテーションが売り優勢局面で起きていたが、8月に入ると、それが買い局面でも発生している点が特徴的です。かなりの安心感で今夜の雇用統計を迎えますが、かなり悪い数字が出ない限り、相場のポジティブセンチメントは払拭されない感は強いです。
株式市場は活況の様相を呈している中、米クリーブランド連銀総裁は「最近のデータは経済活動鈍化を示唆」、「米経済の調整で回復には当面時間がかかる」と米国経済に関して、かなり悲観的なコメントを発していたのはやや気になります。ADP雇用統計は予想よりかなり悪かったのに、発表の瞬間だけ反応して下落したのち、すぐ戻しました。
先月、雇用統計の本丸の政府発表のものとは結果が乖離していたので重要視されなかったということなのか?
一方、その後に発表されたISM非製造業指数などは予想よりプラスに出て、そちらは好材料として指数上昇に貢献していた気がします。
この経済指標はいつも予想より上へ出るので、正直なんかインチキ感があります。
ここ2.5ヶ月くらいのダウの高値がこの引け値近辺にあり、そこを取り敢えずの天井として動きが止められた感じがしました。
今日の雇用統計の結果次第で、更に上へ抜けるか、下へ戻ってくるか、なのかなあ、と予想しています。
日経平均の先物は、どんどん進んでいく円高を背景に、昨日のザラバ引け時と同じくらいの数字まで下げて来ました。
金の価格上昇も、その辺のドル安なんかと連動したものと思います。
今日の日経平均は、これ以上あまり積極的なリスクオンは無い雰囲気に見えるのですが、どうかな…
一旦また22600円のGD窓に向けて上昇して、超えずに折り返してくる感じ、くらいじゃないでしょうか。5日にダウ平均株価は先月22日以来、2万7000ドルを回復。
新型コロナウイルスの感染拡大に対応した追加の経済対策をめぐって、与野党の折衝が大詰めを迎えていて、市場では近く合意に達するのではないかとの見方から買い注文につながった。
また、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も値上がりし、3日続けて最高値を更新しているとのこと。
ISM非製造業景気指数も悪くないようですし、持ち直してきたように見えますが…イマイチ実感と違うような気がします…