[オタワ 5日 ロイター] - カナダのアナンド公共サービス・調達相は5日、米ファイザー<PFE.N>およびモデルナ<MRNA.O>と、数百万回分の新型コロナウイルスワクチン候補の供給契約を結んだと発表した。契約額は不明。

また、詳細には踏み込まなかったものの、カナダ政府が国内外の製薬会社と他のワクチン候補の供給を巡り交渉を進めていると明らかにした。

モデルナはmRNAワクチン「mRNAー1273」を提供し、ファイザーはmRNAワクチン「BNT162」を2021年を通して提供する。

アナンド氏は、全てのワクチン候補は国内保健当局の承認が必要になるとした上で「開発や試験、製造、流通までに時間を要する」と述べた。

モデルナは5日、コロナワクチン候補について、小規模契約向け価格を1回当たり32─37ドルに設定したと明かした。これは競合のファイザーが米国向けに設定した価格を上回る。

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