シャープ、「巣ごもり」で見えた勝ち残りの方程式
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注目のコメント
「液晶のシャープ」からの脱却を図る、と。
それにしても、戦国バサラとの家電コラボとかを認められるってのはかなり幅が広いのね。。。
(以下本文抜粋)
主力の液晶関連事業の20年3月期の営業利益は7割減の149億円で振るわなかった。16年の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下入り後の同事業の営業利益のピークは18年3月期の約590億円(当時の複合機事業を含む)。全体の5割強を占めていたが、20年3月期は2割に下がった。
液晶関連事業は大口顧客の米アップル「iPhone」の販売動向などに左右されやすい。4~6月期は新型コロナで遅れていたiPhoneの生産が回復し、中小型液晶パネルの販売も息を吹き返したもよう。だが、今後はスマホのディスプレーが高精細な有機ELに置き換わっていくため、液晶の市場縮小という試練が待ち受ける。
そこでシャープは液晶パネルとカメラモジュールを20年度中にも分社する方針を打ち出した。設備投資や研究開発にお金がかかる事業を切り出して外部からの出資を視野に入れる。本体では家電事業などを強化し、収益の安定性を高める。
実際、液晶関連の設備投資や研究開発費は重荷になっている。20年3月期のフリーキャッシュフロー(純現金収支)は597億円のマイナス。3期連続で営業キャッシュフローの流入額を投資キャッシュフローの支出額が上回った。
かりに液晶関連事業がなければシャープの収益力はどう変わるのか。20年3月期の売上高営業利益率は2.3%だったが、液晶関連を除けば4.9%となる。中国家電大手の海爾電器集団(ハイアール・エレクトロニクス)の6.7%には劣るものの、スウェーデンのエレクトロラックスの2.7%は上回る。《家電製品を含む「スマートライフ事業」の20年3月期の営業利益は前の期比3割増の397億円と稼ぎ頭になっている》
脱液晶を進めるシャープの最近の取り組みがまとまっています。