[フランクフルト 4日 ロイター] - 独医薬品・化学大手バイエル<BAYGn.DE>が4日に発表した第2・四半期の純損益は95億ユーロ(112億ドル)の赤字となった。米国での除草剤の発がん性を巡る訴訟に絡み、109億ドルの和解金を計上したことが響いた。

除草剤「ラウンドアップ」を巡っては12万5000件に及ぶ訴訟が起こされているが、バイエルは6月、このうち75%相当について条件で折り合ったと明らかにした。

通年の一時費用は140億ユーロに膨らむ見込み。

第2・四半期の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は5.6%増の28億8000万ユーロ。市場予想をやや上回った。

通年のEBITDA見通しは121億ユーロとし、2月時点での123億ー126億ユーロから引き下げた。