[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国時間の原油先物は1%を超える上昇となった。欧米アジアの良好な経済指標を受けた。ただ、新型コロナウイルス感染者の世界的な急増や供給過剰などが引き続き懸念されている。

清算値は、北海ブレント先物<LCOc1>が0.63ドル(1.5%)高の1バレル=44.15ドル。米WTI原油先物<CLc1>が0.74ドル(1.8%)高の41.01ドル。

米供給管理協会(ISM)が3日公表した7月の製造業景気指数は54.2となり、昨年3月以来の水準に上昇した。

7月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値も51.8と、6月の47.4から上昇し、2019年1月以来初めて50を上回ったほか、アジア圏の製造業指標も堅調だった。

アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルドフ氏は「産業部門は回復しており、今後の需要にとって良い兆しだ」と述べた。