[ロンドン 3日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した英国の7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は53.3で2019年3月以来の高水準となった。新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウンが緩和されて工場が操業を再開し、生産指数が約3年ぶりの高水準を記録した。

製造業PMIの速報値は53.6、6月は50.1だった。

生産指数は59.3に上昇し2017年11月以来の高水準。

受注指数は5カ月ぶりに増加に転じ、先行きの見通しもここ2年で最も改善した。

IHSマークイットのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「回復は堅調なスタートを切ったものの、この先の道のりは長く不安定だろう。過去数カ月の落ち込みを取り戻すにはかなり時間がかかる」と述べた。