[2日 ロイター] - 米紳士服小売りチェーン「メンズ・ウエアハウス」を展開するテーラード・ブランズ<TLRD.N>は2日、米連邦破産法第11条(会社更生法に相当)の適用を申請した。

裁判所への提出書類によると、申請はテキサス州南部地区の連邦破産裁判所に行なった。

新型コロナウイルスの感染防止に向けた規制措置では、衣料品小売業は「必須ではない業態」とみなされ、店舗休業を余儀なくされた。オンラインでしか営業できなくなったことから、従業員の一時帰休や店舗の賃料支払い難に直面。特に実店舗を主体とする企業で経営破綻が相次いでいる。

テーラード・ブランズは、主要債権者の75%以上と再編で合意したと発表した。これにより、債務を少なくとも6億3000万ドル圧縮できるという。

同社は、既存債権者から5億ドルのDIPファイナンス(事業再生融資)のコミットメントを得ているとしている。