韓国の二股外交に衝撃、在韓米軍もはや不要と米陸軍 対中国戦略で韓国を切り捨て、日豪が頼みの綱と明記
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いつも通り、高濱さんの面白い分析記事だった。米中のあいだでジレンマに陥っている韓国は、まだ二股外交ができると安心しきっていることを指摘している。この陸軍研究所の報告書の中身によると、米国は韓国防衛にうんざりしている。いまや日本と豪州との協力に賭けている。そうだろう。
しかし、米陸軍は政治的な発言をすることも指摘している。高濱氏はこの報告書の影響力については過大評価をいましめて、客観的な立場を書かれている。この報告書は陸軍の戦略について書かれたものでペンタゴンの戦略ではないとの指摘は重要だ。
ところで、世間では「米中対立がますます熾烈になるので、在韓米軍の必要は高まる」というのは常識的であるが、この分析を読むとそうではないことがわかる。自分もそうではないと思う。米国が陸上の戦闘兵力を韓国に置くことは中国の軍事的脅威にさらされることになり、米国の対中軍事政策の足手まといになるという発想さえ、米国にはあるのではないか。米兵を危険にさらす必要はなく、緊急時、支援に駆けつける時間が短縮されているのだから、米国はソウルの北に米陸軍の戦闘兵力を置きたくはないだろう。
それに文在寅政権の中韓の戦略的友好関係推進策、南北和解政策が絡むのだから、米国は米韓同盟をいまのまま続けたいとは思ってはいないだろう。