EVメーカー「NIO」、バッテリー資産管理会社を新設 車載電池最大手CATLが出資
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バッテリーを売らないビジネスモデル。交換方式にすれば実現出来るものでも無く、リースで投資額を将来に期間配分するだけでも実現出来ません。
使用量に従って課金するというのは、インターネット初期の通信回線契約の課金モデル。
それをBaaS(Battery as a Service)として、回線やバッテリーの上位レイヤーに位置する関連サービスで収益化するというのは、言うは易しですが、B2Cの場合はサービス提供の前に回線やバッテリーの普及が不可欠。ソフトバンクのADSLを思い起こせば良いでしょう。経営が傾いてた(今も?)頃ですね。
ならばB2Bで卸売りして、擬似プラットフォーマーとして卸先がサービスを提供するように促すという手も考えられます。こちらはバッテリー交換方式のような製品プラットフォームとは異なる2sidedな間接ネットワーク効果を狙ったプラットフォームの構築が不可欠。
NIOがバッテリーを売らずに資産管理をする会社を設立したということは、資産保有を前提とした金融手法を活用することが予想されます。証券化(又はSTO)なのか、ICOなのか、クラウドファンディングなのかは分かりませんが、打ち手はある程度読めます。
現時点で言えることは、ビジネスモデルとしてBaaSは目指すべき最終形だと思いますが、補助金でも何でも数多く売り切れるタイミングでは売り切るに勝るキャッシュ・インは有りません。そうしてギガファクトリーの投資回収を進め、シェアを獲得していくことで、次に製品プラットフォームを構築して原価を下げる。その間交渉力が強くなったことを生かしてサービスプラットフォームを提供していくといったステップ・アプローチが次善策だと思ってます。
追記
現時点ではテスラの富裕層向けブランド車の販売予約金モデルが、最も合理的でしょうね。パナとLGに競わせつつ、自社生産を進めるなどは、日本で言われるモジュラー化とは真逆の動き。
これが定置用蓄電池などのインフラ関連となるとテスラの垂直統合生産に強みは無いですがね。台湾のGogoroのクルマ版?ですかね。バイクと違ってそんなに簡単にパッケージ化して入れ替えとかできるのかな??できるならたしかにサービスモデルとしては正解ですけどね。
EVメーカー蔚来汽車(NIO)がバッテリーを資産として管理する会社の新設を計画しており、新会社でBaaS(Battery as a Service)事業を運営する予定だという。同バッテリー資産管理会社は資金調達を進めており、中国の動力電池大手「寧徳時代(CATL)」がすでに出資を表明している。