[東京 31日 ロイター] - NEC<6701.T>は31日、2020年4─6月期の連結業績が103億円の営業赤字だったと発表した。法人向けパソコンの更新需要が一巡、新型コロナウイルス感染拡大でディスプレーなど海外事業が悪化した。前年同期は34億円の黒字だった。

収益の悪化は想定の範囲内として、21年3月期の連結業績予想は据え置いた。営業利益は前年比17.5%増の1500億円。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均1352億円を上回った。

4─6月期の売上高は前年同期比10.1%減の5877億円、最終損益は50億円の赤字(前年同期は33億円の黒字)だった。