6月の完全失業率2.8%、7カ月ぶり改善
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まあ、6月は緊急事態宣言が解除された翌月ですから改善でも不思議ではありませんが、中身を見ると改善してませんね。
というのも、完全失業者の中でもより重要な非自発的な離職は前月から8万人増えてますし、米国では失業率より重要とされる雇用者数は前月から▲13万人減ってます。
このように、労働力調査はヘッドラインだけでなく中身まで見ないと雇用環境の実情はわかりません。失業が上がらないのは、企業が雇用保蔵にがんばっているからだと思います。ただ、7月以降の自粛ムードで先行き不透明感が強まっているので、企業がどこまでがんばれるか心配です。コロナ対応が長期戦に変わったら、雇用環境も一気に悪化すると思います。
ハローワークに取材した記者の方から伺うと、飲食サービス業に従事していた非正規や、非正規比率に高い女性の雇用が壊滅的で、子育て中の方だと次の職探しにも行けない現状もあるようです。失業率の低さは、雇用を諦めて探しに行けない状況も反映している可能性も