[ワシントン 29日 ロイター] - ペロシ米下院議長は29日、新型コロナウイルスの感染防止策として、議員およびスタッフに議場でのマスク着用を義務付けると発表した。

議場での発言時には、マスクを外すことを認めるという。

議長は「すべての議員およびスタッフが、議場とその周辺にいる人々の健康と安全に配慮し、この規則に従うと期待している」とした。

下院では、マスク着用を断固拒否していたルイ・ゴーメルト議員(共和党)が29日、コロナ検査で陽性だったと発表。同議員に近い少なくとも3人が自主隔離することとなった。

ペロシ議長は、マスク着用規則に従わない議員がいれば、守衛官にその人物の排除を求める権限が自分にはあるとした。

下院の守衛官はその後に出した声明で、下院の建物に入る全ての人はマスクなどフェイスカバーを着用すべきだとし、飲食中あるいは合法的に喫煙している場合などは例外とするとした。

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