デジタル広告の透明性確保を 新聞協会が意見書
日本経済新聞
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なんかものすごく違和感のある内容。
新聞メディアもデジタル領域でビジネスをしているわけで,広告業界の一員としてネット広告の信頼性を担保しネット広告の価値創造を担う役割を持っていると思うのだが,一方的に被害者の立場を表明してしまった印象がある。
悪い言い方をすると,自分たちで販売すべき自社のデジタル広告枠を,自分たちで販売せずプラットーフォーマーに丸投げをしていながら「不透明だ。もっと利益をよこせ」と言ってるようなものに感じてしまう。
広告メディアとして,正当な利益を要求し透明性のあるビジネスをするのであれば,自社デジタル広告枠の企画開発,販売管理に対して相応の組織対応,システム投資をするべきであったのではないか。
ネット広告業界は,その歴史から見ても,メディア側がほとんど投資をしてこなかった広告配信,入札システム,読者データ管理,トラッキング調査などのサービスを提供していくために複雑化し,カオス化していったとも言える。あまりにスピードが早すぎたために投資も追いつかなかったし,海外との競争に勝てなかったと言うことは理解できる。
でも,それをなおざりにしてメディアが「透明性を求める」と言ってしまうのは,広告業界にいるものとしてとてもモヤモヤが残る。