[ソウル 28日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、外部からの圧力や軍事的脅威は弱まることなく続いているが、核兵器によって国の安全と未来が「永遠に担保される」との見解を示した。国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が28日、伝えた。

朝鮮戦争(1950─53年)の休戦協定締結から27日で67年を迎えたのを記念して開かれた退役軍人のための式典で発言した。

KCNAによると、金委員長は演説で、北朝鮮は再び軍事衝突が起きないよう、「絶対的な力」を得るために核兵器を開発したと語り、防衛が目的であることを強調。

同委員長はさらに「帝国主義的な敵対勢力による強い圧力や軍事的脅威がいかなる形でふりかかろうとも、われわれは自らを防衛できる」と言明。

「信頼できて効果的な自衛的核抑止力のおかげで、戦争が再び起きることはなく、国の安全と未来は永遠にしっかりと担保されるだろう」と述べた。