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往復52億kmゴール目前の「はやぶさ2」、新たな大航海は小惑星と地球の衝突被害防止!?

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    NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家

    候補天体が見つかったのですね!!!!10年の長い航海ですが、地球近傍はカイパーベルトなどと比べて小惑星の密度が低い上、フライバイではなくランデブーを狙っているので、仕方ないでしょう。本当に楽しみです!

    ちなみに記事には「衝突被害防止」と書いてありますが、それは目的のうち(比較的小さな)一つで、メインの目的はやはり科学的調査です。小惑星は非常に多様性に富んでいて、まだ探査機が訪れたのはごくほんの一部。データを積み重ねることで全体像が見えてきます。

    ちなみに衝突回避もけっこう現実的な技術です。十分に早い段階で対応すれば、小惑星の速度をほんの毎秒1cm(時速0.036km)くらい変えるだけで十分に衝突を回避できます。

    方法はいくつかあります。わかりやすいのは、宇宙船を高速でぶつけること。この実験がNASAのDARTというミッションで行われます。2021年の7月に本物の小惑星に対して衝突実験を行い、小惑星の軌道が変わったことを調べます。

    意外な方法もあります。Gravity tractorといって、長時間、小惑星の近傍に宇宙船を浮かべるだけです。特別な宇宙船である必要はありません、どんなのでもOKです。もう一度言います。ただ、宇宙船を小惑星の近くに浮かべるだけです。すると宇宙船の微弱な重力に小惑星が引かれて、わずかに軌道速度が変わります。もちろん、そのままだと小惑星が吸い付いてくるので、ごくごく弱くですがイオンエンジンを吹かす必要があります。軌道も、エンジンの噴射が小惑星にかからないように(逆向きに力がかかっちゃう)、ドーナッツ型の軌道を取る必要があります。はやぶさはイオンエンジンがあるので、原理的には可能なはずです。記事中の表に「防護技術の獲得」と書いてあるので、もしかしたら本当にgravity tractorをテストするのかもしれません。そうなるともちろん世界初ですし、DARTと合わせて二種類の衝突回避技術を人類は獲得することになります!


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    Infostellar 代表取締役CEO

    はやぶさ2に搭載されているイオンエンジンは、キセノンガスをプラズマというイオンと電子が分離して高いエネルギーを持つ状態にし、イオンを電界で加速して放出することで推進力を作りだす。プラズマ化したイオンと電子は、その生成と噴射の過程でイオンエンジンそのものと衝突して材料を劣化させる。

    はやぶさ2で使われているイオンエンジン、搭載されている4台ともまだ健在で、順調に稼働していると聞いている。はやぶさプロジェクトではたくさんのトラブルに見舞われた。特に中和器の劣化が予想よりも早かったようだ。温度などの条件が想定していたものと違っていたのではと言われている。しかし、衛星の状態は衛星をどのように運用するかで変わってくる。地上では再現できず、シミュレーションや想像力に頼らざるを得ないこともある。だからこそ探査機の運用経験は、将来ミッションのためにとても貴重だ。サイエンス的な成果だけでなく、はやぶさ2のイオンエンジンの長期運用技術と宇宙探査機の長期維持技術はとても重要で、意味がある。


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    東京大学 公共政策大学院教授

    衝突を防止するのではなく、衝突した場合どのような被害が出るかを知ることが出来る、ということだろう。「はやぶさ2」に小惑星の軌道を変える能力はない。


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