リツイート事件最高裁判決が実務に与える影響と、サービス事業者がとるべき対策

コメント

注目のコメント

• Shiraishi Koji

  LINE WORKS株式会社

  ・2020年07月24日

  リツイート事件、すこし難しい内容も含むかもしれないが、SNSをやる全ての人が理解すべき内容なのでは。
  
  事件の最高裁判決をそのまま受け止めると、画像がオリジナルから加工（一部切り取られる）されてシェアされるSNSサービス（例えばTwitter）で、リツイートなどする場合はそのオリジナルの投稿の内容が正当な著作権者によるものかどうかの判断をおこなった上で、リツイートしないといけないとなる。（ただ、現実的にはそれが難しい場合がある）
  
  サービス提供者にシェア時の画像のトリミングを禁止させたり、リツイート機能を制限するということをサービス提供者の責務にすることも考えられるが、ユーザーがコンテンツを生み出すSNSなどのCGMサービスが、面白みを欠いたサービスになりうる可能性もある。
  
  著作権が大事なのは間違いないが、単純ではない。
  この判決を受けて、サービス提供者、SNSユーザー、著作権者、だれがどうするべきかという方向で、インターネットの形が変わってきそうだ。