[東京 22日 ロイター] - 菅義偉官房長官は22日午後の会見で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会での議論を受けて大規模イベント入場者数制限の緩和時期先送りを決めたことと、政府が同日から「GO TO トラベル」キャンペーンを始めたことに矛盾はないとの見解を示した。

また、ウイルスの新規感染者が120人前後の規模で拡大した大阪府について、GO TO トラベルキャンペーンの対象から外す検討をするのかとの質問に対し、菅官房長官は「考えていない」と述べ、東京都だけ除外する方針を強調した。

東京都の新規感染者が238人となり、医療提供体制が逼迫するリスクに関する質問も出たが、東京都の重症者は14人で「医療提供体制は現時点で逼迫していない」との見解を繰り返した。

感染拡大をコントロールしているのかとの質問には「コントロールするための対策をしっかりと行っている」と述べた。

(田巻一彦)