[バンコク 22日 ロイター] - タイ国家安全保障会議(NSC)のソムサク事務局長は22日、新型コロナウイルス感染防止策として発令している非常事態宣言を8月末まで延長する見通しを示した。

タイでは、2カ月近く市中感染が確認されておらず、非常事態宣言を発令している必要があるのかとの声が多い。

ソムサク事務局長は「経済を回復させるためにビジネスや観光目的の入国規制を緩和しているため、まだ宣言下に置く必要がある」と述べ、医師らは宣言を継続するよう求めていると説明した。

先週末には、集会が禁止されているにもかかわらず、政府への抗議デモが行われた。

ソムサク事務局長は、非常事態宣言は、感染拡大を防ぐための措置で、デモを解散させるのに利用されることはないと述べた。