国家大転換？「韓国版ニューディール」の狙いは？ ITと環境テコに雇用拡大、政治的思惑も
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「韓国版ニューディール」の狙い、その背景についてまとめた面白い記事だった。文在寅大統領がフランクリン・ルーズベルトを尊敬していることをヒントに説明している。ポストコロナの時代、文政権が「危機克服だけでなく、ポストコロナ時代のグローバル経済を見据えた国家発展戦略が必要だ」として重点分野を定めて、ここに集中投資するとの方針を明らかにし、総額160兆ウォンを投じる構想を打ち出した。「デジタルニューディール」と「グリーンニューディール」の2つは、韓国の得意なITやAIを活用する構想だ。政府の管理・監督を強化することはコロナショックから迅速に立ち直るために必要だと多くの国が気づいている。それにあわせて文政権は社会主義的手法で困難を克服するための重点的な投資を行うという話。問題もある。財政的裏付けがあるかどうか。保守層の賛同を得られるはずがないという国内政治的条件など難問山積だ。しかし、壮大であり夢がある構想で、いかにも韓国らしい。
