[北京/上海 21日 ロイター] - 米スターバックスと中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>は21日、2018年に結んだ提携関係を強化し、中国でオンライン注文サービスを拡充すると発表した。

スターバックスが提供するモバイル端末で商品を注文して店頭で受け取るサービス「Starbucks Now」は、これまでスターバックスのアプリを通じた使用に限られていたが、今後は、「口碑(koubei)」や「アリペイ」、オンラインショッピングモール淘宝網(タオバオ)など、アリババの4つのプラットフォーム上での使用が可能になる。

アリババは声明で「今回のサービス拡充によりスターバックスは、10億人近いアリババのデジタルエコノミーのユーザーベースにアクセスする複数チャネルを通じて、中国国内で一段の顧客を取り込むことができる」と説明した。

スターバックスは別に発表した声明で、サービス拡充により顧客の利便性が高まることを期待していると説明した。

18年に結んだパートナーシップの下、スターバックスはアリババのデリバリーアプリ「Ele.me」を通じ、同社として中国で初の公式オンラインデリバリーサービスを提供している。