[東京 21日 ロイター] - 日本航空<9201.T>(JAL)は21日、2021年度の新卒採用を見合わせる方針を明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で航空需要が激減しており、新卒採用を再開することは難しいと判断した。ただ、正式には確定しておらず、国際線の需要回復次第では採用を行うこともあるという。

JALは、5月に採用活動を一時中断すると発表していた。中断以前に内定済みの約150人については、予定通り採用する。同社広報担当者によると「国際線の戻りをみてると、来年の採用は厳しいというのが現在のステータス」であり、今後正式に決まり次第発表するという。

ANAホールディングス<9202.T>は今月10日に、21年度の採用中止を発表している。当初は、グループ全体で約3200人を採用する予定だった。

(新田裕貴)