NY株続伸、227ドル高 米企業業績改善に期待
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株価は全世界的に上昇。ダウ平均は4日続伸して終了。6月上旬以来の長期連騰となりました。
前日に引き続き、セクターローテーションは続いている様です。これまでずっと好調でしたテック株に大きな利食いの売りが浴びせられてます。アマゾンは2.4%マイナス、ネットフリックスは0.3%マイナス、アルファベットとマイクロソフトも安値引けとなりました。
昨日は買い要因一色でした。
(1) 製薬会社モデルナのワクチン開発報道はヘッジガンドやマクロファンド、ミューチュアルファンドや個人投資家で買いたい弱気筋を刺激しているのは間違いないです。モデルナは、開発中の新型コロナワクチンの初期段階の臨床試験で45人全員に中和抗体の産生が確認されと発表し年内実用化が期待。
(2) ゴールドマンサックス社は第2四半期決算でトレーディング収入93%増益を発表。
(3) 携帯端末のアップル(AAPL)はEUの130億ユーロ追微課税巡る裁判で勝訴したほかアナリストによる目標株価引き上げが好感。
(4) 未だ危機前の水準を下回っていると指摘されたものの、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)ではほとんど全ての地区で経済活動が回復。
昨日の相場では、ワクチン祭りで、「 もうコロナは大丈夫だ! 」という雰囲気感が満載でしたが、冷静に考えると、まだ世界的に新型コロナウイルス感染者数が増加しており、果たしてモデルナ社のワクチンでどれだけ今後の感染者数に影響を与えるのかはまだ未知数です。
然し乍ら、過剰流動性で投資資金はまだジャブジャブに余っておりますから、安心感を持った投資家が入ってくるとこれまで売られ続けていたセクターへの買いエネルギーは増すのは間違いないでしょう。