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「事象の地平面」なんてなかった? ブラックホールに新理論、理研が発表 “情報問題”にも筋道

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  • エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

    また髪の話をすると、「ブラックホールには毛が無い」という定理がある(いわゆる「無毛定理」)。

    これは、相対論と電磁気学で考えると、ブラックホールは質量・電荷・角運動量以外の情報を外部から観測できないという意味。

    そこに量子力学を導入すると、事象の地平面付近で対生成した粒子が一方は落ち込み一方は放射される(ホーキング輻射)。つまりブラックホールは温度(∝重力)を持ち、次第に蒸発して元の情報が失われていく。しかし、量子力学では情報は失われないはずなので矛盾する(「情報問題」)。

    また、ブラックホールでは表面積に比例する「エントロピー」が定義でき、温度と合わせて「ブラックホール熱力学」を考えることができる。しかし、本来体積(三次元)に比例するはずのエントロピーが表面積(二次元)に比例しているということで、奇妙な問題が生じる。

    現在の主流の解釈では、ブラックホールエントロピーのこの特徴に着想を得た「ホログラフィック原理」(ホログラムの様に三次元の情報が二次元の状態に完全に含まれるというアナロジー)で情報問題を解決できるというもので、この理論によって時空の構造も説明できるのではないかと期待されている。つまり、体積は幻で、宇宙は二次元に埋め込まれた情報の構造であるという考え方。現代理論物理学の最先端の一つ。

    しかし、今回の研究結果を見ると、ホログラフィック原理とは別の形で情報問題を解決しようとしているように思える。私にはこれ以上わからないが、この研究が主流理論物理に一石を投じることになるのかどうか。

    ただ、事象の地平面が存在せず情報問題は起きていないという考え自体は、既に生前のホーキング自身が言っていた話でもある。今回の解釈とはまた違うようだが。
    https://wired.jp/2014/01/27/black-holes/

    この記事のラストに「遠い未来には大容量の情報ストレージとしてブラックホールを活用できるかもしれない」とあり、西村博之氏もツイッターでここに言及していたが、どんな研究でもこうした「応用」に繋がる話を無理にでも入れないといけないのか。

    現在見つかっている地球から最も近いブラックホールは、今年5月にぼうえんきょう座で見つかったHR 6819で、およそ1000光年離れている。そこまで「遠い未来」を見ないと、基礎研究をやってはいけないというのか。


  • さかえだじゅんいち SA/PM/エンジニア

    分かったような、、分からん。

    ちょっとしたモデル考え方の違いでこんだけ違う結果になるものなのか。


  • 事象の地平面とかよく分からない物で説明するのは中世に平らな地球の端に龍が住むと説明するのに似てる気がするので、この説明の方が納得感ある。


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