[東京 10日 ロイター] - 麻生太郎財務相は10日の閣議後会見で、2025年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化する財政目標について「直ちに見直す必要があるというふうには考えていない」と述べた。政府が8日の経済財政諮問会議に提示した経済財政運営の指針(骨太方針)の原案で、財政運営の見通しに関し具体策を示さなかったことへの見解を問われ、答えた。

財政健全化への取り組みを巡って麻生財務相は「新型コロナ(の影響)があろうとなかろうと、経済成長と財政再建の両立はしっかり進めていく」との考えもあらためて強調した。

(山口貴也 編集:内田慎一)