ニューノーマル時代のビジネスモデルに必要な4つの急所 - ニューノーマルに備える重要トピック解説
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◆CXを描くにはビジネスモデルを構成する四要素で説明できること
ビジネスモデルを構成するのは「ターゲットとする顧客」「プロセス」「経営資源」「利益方程式」の四要素で、「ターゲットとする顧客」に対してどのようにプロセスと経営資源を用いて「価値を提供するか」、そしてその提供方法で利益をだす仕組み(=利益方程式)を持っているかがビジネスモデルの定義というのは明快な説明。コロナによる環境変化によってターゲット顧客を変えたのかそれとも提供方法を変えたのかと読み解くと自社が今置かれている立場がわかる。
記事中にも記載されている通り、この四要素は互いに強く影響して成立している。顧客が変われば価値提供方法も変わるし、価値提供方法が変われば当然利益方程式も変わってくる。今の提供方法で顧客を変えて乗り切ることはある程度は短期的にできるが、中長期でみると難しくなる。自社のリソースとプロセスをどこかで変更し、そして利益がでる仕組み(利益方程式)を更新する必要がでてくる。
その際、新しい働き方や新しい会社のあり方を(DXも含めて)盛り込むのが今の大きな世の中の流れだ。グランドデザインの変更ともいえる会社組織の変態(冨山和彦氏曰くのコーポレートトランスフォーメーション:CX)は、今後の生き残りや発展をかけてポストコロナの中、注目されるだろう。言葉は大仰だが、本質はここで紹介された四要素で説明できる。四要素の変化が明快にできればCXの青写真を描くことができるだろう。