[9日 ロイター] - アメリカン航空<AAL.O>は9日、この日から再開予定だったダラス・フォートワース国際空港─香港間の航空便の運航を8月5日に延期すると発表した。香港での新型コロナウイルス感染者の急増を受け、香港当局が乗組員全員に新型コロナ検査を義務付けたことに対応する。

アメリカン航空は「需要に合わせスケジュール調整を行っている。運航を巡る決定を行う上で、渡航制限や入国必要条件など様々な要因を考慮する」とした。

香港保険当局の広報担当者はロイターに対し、電子メールで「7月8日以降、香港国際空港から入域する航空会社の乗組員は新型コロナ感染症検査が義務化され、14日間の隔離措置が取られる」と述べた。

また複数の報道によると、米ユナイテッド航空<UAL.O>も香港発着の航空便を欠航した。ユナイテッド航空は現時点でコメント要請に応じていない。