[東京 9日 ロイター] - 日本航空<9201.T>(JAL)は9日、8月の国内線を当初の運航計画比90%超に復便すると発表した。一時は前年比数%台にまで落ち込んでいた国内線需要だが、足元では同35%程度にまで回復している。同月中旬のお盆期間においては、約70%の予約数を見込む。

新型コロナウイルスで打撃を受けている観光産業などを支援する需要喚起事業「Go To トラベルキャンペーン」が早ければ同月から開始されることもあり、さらなる需要回復を予想している。

一方、国際線に関しては、新型コロナ感染拡大が続いている地域が多いことから、8月、9月においても運航数は計画比約10%となる。今後も引き続き、各国の出入国制限や検疫体制、需要動向を見極め対応していく。

(新田裕貴)