[ロンドン 8日 ロイター] - 中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)の張建崗副社長は8日、同社を対象とした米政府の制裁について、英国への次世代(5G)通信機器供給には直接的な影響はないとの見方を示した。

米商務省は5月、ファーウェイへの半導体輸出規制を強化すると発表した。輸出規則を変更し、すでに禁輸措置対象に指定されている同社が米国の技術やソフトを利用した半導体を間接的に取得できないようにする狙い。

張副社長は、米制裁の影響が判明するには数カ月かかると指摘。ただ、英国への5G機器供給に関する同社の能力には現時点で影響はないと述べた。

英中関係は、中国政府が香港国家安全維持法を施行したことを受け緊張が高まっている。