[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツポスト<DPWGn.DE>は8日、第2・四半期のEBIT(利払い・税引き前利益)が暫定値で前年同期比16%増の8億9000万ユーロ(10億ドル)前後になったと発表した。新型コロナウイルス危機時の勤務に対し約2億ユーロの臨時ボーナスを支給する方針も示した。

リフィニティブによるアナリスト予想の平均は8億1100万ユーロだった。

宅配部門が大きく伸びる一方で、国際貨物部門は世界経済の低迷により振るわなかった。

序盤の取引でドイツポストは1.8%上昇し、新型コロナ感染拡大前の水準を回復した。

通年のEBITの見通しは35億─38億ユーロとした。

中期の業績見通しを修正し、世界経済が急速に回復すれば2022年にEBITが53億ユーロの目標に達すると予想した。広範な回復がなければ47億ユーロにとどまるとしている。

配当は1株当たり1.15ユーロと前年と同水準の予定。