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これ↓名言です。永見氏ご自身が投資家だからこそのご発言だと思います。

> 「他人が分かっていないけど自分だけが理解している価値や視点があり、自分で覚悟を持っているのならば、むしろそっちのほうが成功できるんじゃないかという感覚。」

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スタートアップへの参画とは自分自身の人的資本を投資するという行為です。投資活動であるので、PEファンドによるLBOなどの企業投資と同様に、まず①「ちゃんとInvestment Thesis(投資テーマ)」を持って、かつ②「その投資テーマに則してスタートアップを成功に導くために、自らによる実行が不可欠であるという確信」が合わさることが必須なのだと思います。

ちなみに、
・PEファンドによる投資は、金銭による投資です。投資の前提として「投資テーマ」があり、そして経営を改善できる何らかの手法が必要です。手法の代表的なものはガバナンスであり、具体的には経営チームの指名です。

・エンジェル投資は、基本的には金銭による投資です。投資の前提として「投資テーマ」があることは上2つと同じ。ただ重要なのは、エンジェル投資家は自ら実行(執行)はしないけど、他の方法でスタートアップ企業に何らか付加価値を与えることができることが期待されます。この意味で、エンジェル投資は「金銭 + その他付加価値の現物出資」というハイブリッドな投資なのだと思います。
プロフェッショナルファームからスタートアップへの挑戦を考えている方は必読の内容だと思います。スタートアップの現役CFO&CxOも多くの学びがある内容。

以下、抜粋
・ファイナンスのことだけやっています、という発想だとスタートアップのCFOは難しい
・アーリーフェーズの企業に入ると株主構成を全部自分で創っていくことになる。資本政策をデザインしていくというのは全然違う作業
・キャピタル・レバレッジ:本当のハイレイヤーの人は、自分で「×」を「○」にするところからやる
投資銀行やプライベート・エクイティ(PE)からスタートアップにCFOとして入って活躍するプロが少しずつ増えています。カーライル出身で、2014年にラクスルに参画した永見世央さんに、これまでのスタートアップでの体験と、今後スタートアップでCFOが果たすべき役割について話をうかがいました。
金融のプロがスタートアップに飛び込むときの注意点や、スタートアップとPEとVCの連携の可能性、事業にいかにキャピタルレバレッジを利かせるか、などなど私も非常に勉強になりました。永見さんは間違いなく日本のスタートアップCFOの最高峰のお一人だと思います!
2014年は、記事からも窺えるようにまだスタートアップに行くという流れは全然メジャーではなかったと思う。そういう時にリスクを取った方は、SOなどの金銭リターンだけでなく、その時間に経験を蓄積しているというトラックレコードという点でもリターンが大きい。
それは周りにそういうキャリアの方が少ない中で、ギャップに直面して、それをどうやって乗り越えていくかというのを自力でやるゆえに鍛えられる部分も大きいと思う。
日本のスタートアップCFOの中では自他ともに認める第一人者の一人でありながら、ラクスルに入社して当初はCFOらしい仕事はしなかったという永見さん。スタートアップの経営に必要なメンタリティを学ぶ上で、非常に良いインタビュー記事だと思います。
メモ。

「他人が分かっていないけど自分だけが理解している価値や視点があり、自分で覚悟を持っているのならば、むしろそっちのほうが成功できるんじゃないかという感覚。」

→ ちゃんと筋の良い自分だけの仮説を見つけるスキルと、自分の仮説に身を委ねる胆力の両方必要になりそうです。

「経営者というのは目に見える分かりやすい結果でしか評価されないとは思ってはいます。ただ、それはマッチョ論だとも思うんですね。ちゃんと組織に受け入れて活躍してもらうためには、アーリーウィンに配慮した仕事の提供は大事なんじゃないかなと思います。」

→ なるほど。きちんと社内で信頼貯金貯めるトラックを用意しないとですね。

「事業でキャピタル・レバレッジが効くかどうかという観点があります。つまり資本を集めたら、それがちゃんとグロースに使えるという話が1つありますよね。もう1つの軸として、資本構成が可変かどうかというのがあります。」

→ とても分かりやすい分類です。資本構成の可変性を高めることもまた必要なスキル。