[ロンドン 7日 ロイター] - 英住宅金融のハリファクスが発表した6月の英住宅価格は前月比0.1%低下した。新型コロナウイルスの影響で、2010年以来となる4カ月連続の下落を記録した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想(0.9%下落)より小幅なマイナスにとどまった。5月は0.2%低下した。

4─6月の住宅価格は前期比0.9%下落し、2011年以来の大幅な落ち込みとなった。

6月の住宅価格は前年同月比では2.5%上昇した。ハリファクスによると、新規住宅ローンの問い合わせは2倍に増えた。

ハリファクスのマネジングディレクター、ラッセル・ギャレー氏は短期的な見通しとして「最近の緩やかな価格の下落傾向が第3・四半期まで続く」との見方を示した。

EY・ITEMクラブのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は、新型コロナで家計の状況が悪化し経済が打撃を受けたため、市場の動きは当面鈍いとし、今後数カ月、住宅価格は3%下落すると予想した。